2014
03.08

海外クラウドソーシングサイト紹介 Vol.8『collective bias』

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第8回は、レビュー記事による販促サービス『Collective Bias』

 

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Contents

Collective Biasは2009年に設立され、ブロガーと売り手をつなぎ共同制作されたソーシャルメディア上での体験談やレビュー記事を通して売り上げを促進させるアメリカのsocial shopper media company。

同社が運営するオンラインコミュニティーSocial Fabricを利用し、Collective Biasはあらゆるソーシャルメディア上での交流を促進するためにブロガーと店をつなぐ。ブロガーの記事で消費者の参加性やブランドへ対する忠実性を高め、購買につながるのである。Social Fabricのメンバーは1400人にのぼる。

 

審査制の有力ブロガー限定会員

Social Fabricは通常のクラウドソーシングサイトのようにサイトにアクセスした人が気軽に登録し、仕事を発注・受注できるものではない。登録できるのは消費者に影響を与えられるブロガーに限られ、審査を受けねばならない。Social Fabricには200を超えるグループがあり、企画があるとCollective Biasが適切なグループのメンバーを選び、その分野に既に情熱的な影響者に認定する。リーダーや参加者を定め、クライアントと密に連携しキャンペーンをして消費者の声、検索結果の増加を図り、商品の売り上げに貢献する。

クライアントの60%はブランド(Disney, Master Card, Nestle等)、40%は小売業(Sears, Walgreens等)である。

 

 

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Collective Bias SVP副社長Holly Pavlikaは、消費者のアイディアを取り入れる事により、交流のあるコンテンツを作り上げることが可能になると説明する。同社が企業とブランドとの結びつきを求む消費者をマッチングする手助けになっている。企業が数十万ドルも掛けて短い期間の効果があるダイレクトメールなどのキャンペーンを行うより、より早く長期の効果があるマーケティングを可能にする。

Forbes America’s 25 Most Promising Companies(アメリカの有望企業25社)に選出

今年Forbesによる  America’s 25 Most Promising Companies(アメリカの有望企業25社)の一つに選ばれており、Collective Biasはこれからも躍進が期待される存在である。

 

 

(Written by Crowdsourcing Japan T.Yamane)