03.20
海外クラウドソーシングサイト紹介 Vol.14『crowdSPRING』
第14回は、『crowdSPRING』です。
Contents
crowdSPRINGは、ロゴ・グラフィックデザイン・ネーミングにおける世界一のクラウドソーシング市場である。2008年にスタートし、15万人を超えるクリエイターを抱える。
一つのプロジェクトに対し平均110もの提案が来る大型のプラットフォームとなっている。
How it works
コンペ形式のクラウドソーシングが行われており、クライアントは43のジャンルからジャンルを選び、プロジェクトの概要を説明し、報酬額・期限を決める。そしてプロジェクトがポストされると、多くのクリエイターが提案を提出する。その数は110にものぼり、それに対してクライアントはフィードバックを送り、改善案が返される。その中から最も気に入った作品に報酬を支払う。
パッケージによる発注
クライアントはパッケージを購入する形で仕事を依頼する。パッケージはSilver・Gold・Platinum(右に行くほど高額で良いパッケージ)に分かれ様々な要素・ツールが含まれており、クリエイターのレベル・量もパッケージによって異なる。Silverが最低報酬額で、ロゴデザインだと$299、プリントデザインで$399となっており比較的高額である。
パッケージの中にcrowdSPRINGの手数料が含まれているが、これも約40%と比較的高額である。
返金制度など安心性
100% Money Back Guaranteeの制度が特徴で、ロゴやデザインが気に入らなかったりネーミングが100個集まらなかった場合100%返金され、クライアントは安心して発注しやすくなっている。
またプロジェクトの詳細投稿フォームが長く、かなり詳細まで説明できるようになっている。クライアントが望むものとクリエイターがそれに応じて作るものとの差ができる限り発生しないとう工夫されているのだ。
クライアントは世界中の起業家、中小企業、Amazon,Starbucks,MIcrosoft,LGなどの大企業など数万にわたる。
(Written by Crowdsourcing Japan T.Yamane)