2017
03.28

着地型観光で地方創生!役立つシェアリングエコノミーサイトのまとめ

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インターネットやスマートフォンの普及により簡単に旅先の情報を得ることが可能となった昨今、旅行者を受け入れる側は様々な工夫を凝らしています。また、旅行する側の目的も多様化しており、今“着地型観光※1”とシェアリングエコノミーサイト※2をベースとした事業展開をしている企業が話題となっています。

※1 着地型観光とは?
旅行者を受け入れる側の地域(着地)が、その地域でおすすめの観光資源を基にした旅行商品や体験プログラムを企画・運営する形態を「着地型観光」と言います。独自性が高く、ニューツーリズムを始めとして、その地域ならではのさまざまな体験ができることから、各地域の魅力を味わう上でおススメです。(観光庁ホームページ参照)

※2 シェアリングエコノミーとは?
ソーシャルメディアを使い遊休資産(モノや空間、スキルやサービスなど有形無形を問わない)を交換・共有して成り立つ経済のことです。貸主は遊休資産を活用することで収入を得られ、借主はそれらを持っていなくとも利用ができるというメリットがあります。

Contents

新しい旅の目的をみつける

~地域の暮らしに溶け込む旅~

1-1

「TABICA」

株式会社ガイアックス

“地域の暮らしを旅する”をコンセプトに、今後市場の拡大が予想される“着地型観光”に着目し、その地を深く知る地元の方がプランを考え案内してくれる観光サイトです。観光名所に捉われない新しい魅力を地方から発信し集客できることで注目されています。

 

~友達になることから始まる旅~

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「TOMODACHI GUIDE」

株式会社Huber.

日本をガイドして欲しい外国人と国際交流を望む日本人をマッチングするサービスです。画一的なツアーでは体験できない、等身大の日本を体感するツアーがニーズを捉え高い評価を得ています。

 

~食で人をつなぐ旅~

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「KitchHike」

株式会社キッチハイク

料理を作る人(COOK)と食べる人(HIKER)をつなぐマッチングサイトです。旅先の家庭でご飯を食べたり、自慢の母国料理をふるまうこともできます。登録ユーザー数は15,000人を越え、毎月のマッチング数はおよそ500件、今後はさらに増えることが期待されています。

 

~「1人では始められなかったこと」を気軽に始める~

シェア畑

「シェア畑」

株式会社アグリメディア

シェア畑は、全国にある約40万ヘクタールに及ぶ耕作放棄地に目をつけ、使われなくなった農地を手入れして貸し出し、プロの農家や菜園アドバイザーのサポートを提供するサービスです。初心者でも始めやすく、有機・無農薬の美味しい野菜が作れると注目されています。

 

今後旅先に増えて欲しいサービス

ベビーシッターサービス

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「KIDS LINE」

株式会社キッズライン

ペアレント(保護者)とキッズサポーター(ベビーシッター)のマッチングサービスが首都圏を中心に広がっています。日本ではあまり認知されていませんが、海外では子供をベビーシッターに預け、夫婦でデートを楽しむ文化があります。旅先のレストランや買い物をする時間など、安心して子供を預けられるサービスが日本中に広がる日も近いでしょう。

 

ペット預かりサービス

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「DogHuggy」

株式会社DogHuggy

DogHuggy(ドックハギー)は、個人の愛犬家(ドックホスト)を探し、日付や時間単位で愛犬のお世話を依頼するサイトです。現在首都圏を中心にサービスが拡大しています。今後全国にドックホストが増えると、ペット不可の宿やイベントへ行く際にも、旅先で一時的に愛犬をドックホストに預けることができ、愛犬と一緒に旅することができるでしょう。

 

地方創生に必要不可欠なシェアリングエコノミー。その活用には、法規制などまだまだ課題も多く残っていますが、多くの人と人がつながることで新しい価値観や発想力が生まれ、そこには新たなビジネスチャンスがあります。全国にシェアリングサービスが浸透し、シェア文化が定着する日が近づいてきています。