01.16
Crowd Consulting 2013(第1回国際オンライン会議)~ロシア、多様なクラウドソーシングが登場~
「自らのリソースを様々な目的で結びつけることを実現するクラウドソーシングが登場」
【Crowd Consulting 2013 】2013年12月4日、5日、第1回国際オンライン会議「Crowd Consulting 2013」が開催され、ロシアでも、クラウドソーシングやクラウドファンディングが勃興・黎明期にある現状を伝えた。
主催は、ポータルサイト「Crowdsourcing.ru」、企業「クラウドコンサルティング」、ボランティアプロジェクトのクラウドソーシングサービス「Dobro Mail.ru」。共催は、Witology、Citycelebrity、Boomstarter、Planeta.ru、 Crowdcult、 OneClick。 オンライン中継のパートナーとしてWebinar.ru
会議は、「クラウドソーシング」と「クラウドファンディング & クラウドインベスティング」の2つのセクションに分かれて行われ、世界各国から計28の企業やサービスが登壇した。ロシアのサービスのみならず、他国の企業からも、同時通訳付きで発表がなされた。他国からは「クラウドファンディング & クラウドインベスティング」セクションではヨーロッパのFundeByMe, オーストラリアのASSOB, そして「クラウドソーシング」セクションではeYekaなどが参加した。
以下、会議レポートのダイジェスト。
クラウドリクルーティング等のサービスを手がけるWitolgy(http://witology.com/) のアレクサンドル・マリュコフ氏は、ロシア最大の銀行スベルバンク(ロシア貯蓄銀行)頭取のゲルマン・グレフ氏が同行でクラウドソーシング を活用したことから、クラウドソーシングが普及し出したと、歴史と現状を解説。
また、ウェブ上でプロジェクトメンバーを募集するサービス「クラウドオフィス」を提供するCity Celebrity(http://www.citycelebrity.ru/) のコンスタンチン・ガラニン氏は、現在はまだクラウドソーシングサービスでは上手く仕事に巡り会えないことも多いが、将来は特に中小企業がクラウドソーシングを活用できるよう、エージェント育成などの計画を立てていると語りました。
そして、One Click プロジェクトは、クラウドソーシングを活用して社会問題を解決するためのインタラクティブな地図を、2014年2月にリリースすることを発表しました。これに対して、クラウドファンディングサービスBoom Starter(http://boomstarter.ru/) のエヴゲニー・ガブリルモン氏は、海外にも類似サービスの見られないこのプロジェクトの必要性を示唆しました。
http://crowdconsulting2013.ru/ru#section
(会議に参加できなかった人も、下記のプログラム詳細ページで、ビデオや発表資料を見ることが出来ます。)