2017
02.15

「アクセンチュア テクノロジー ビジョン2017」~AI・Iot・ロボット台頭するも「“ひと”が主役」のアプローチが欠かせない~

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ニューヨーク発:2017年1月26日、アクセンチュア(NYSE: ACN)は、世界のテクノロジートレンドに関する年次調査レポート「Accenture Technology Vision 2017(以下、テクノロジービジョン2017)」を発表。ビジネスに創造的破壊をもたらすために、今後3年間で“ひと”が活用するであろう、重要なテクノロジートレンドを予測している。

「テクノロジービジョン2017」の作成にあたり、今回の調査では、公的機関や民間企業、研究機関、ベンチャーキャピタル、ベンチャー企業に在籍する25名以上の有識者で構成される「テクノロジービジョン外部諮問委員会」から収集された知見を参考にしている。また、テクノロジー分野の有識者や業界の専門家、100人近くのアクセンチュアの経営幹部に対するインタビューも実施した。

さらに新たなテクノロジーの採用に関する知見を得るために、31ヵ国、16の業界にわたる5,400人以上の上級役職者及びIT担当役員を対象に、主要な課題と優先的に採用、投資すべきテクノロジーについてオンライン調査を行った。

調査結果によると、回答者の約86%が「個々のテクノロジーが急速に進化する中、複数のテクノロジーが相乗効果を発揮することにより、画期的なイノベーションを生み出している」と回答している。

アクセンチュアの最高技術責任者(CTO)兼最高イノベーション責任者(CIO)であるポール・ドーアティ(Paul Daugherty)は「テクノロジーは驚異的な速さで進化し、情報化時代の幕開け以降、最大の進化をもたらそうとしています。テクノロジーが私たちの働き方や暮らしに変革をもたらす中で、重要な社会課題が浮き彫りになるだけでなく、新たなチャンスも生まれ始めています。究極的に、“ひと”はテクノロジーを活用して意図的に自らの生活に変革をもたらすことができるようになります。これらの動きを機敏にとらえ、かつ責任ある行動を執るリーダーは、勃興する新たなテクノロジーの恩恵を確実に得ることができるでしょう。」と述べている。


今日のデジタル・エコノミーにおいて、ビジネスの成功に不可欠な5つの新たなテクノロジートレンド


1. AIは新しいユーザーインターフェース:AIは成長を遂げ、インタラクションがシンプルかつスマートなものになることで、大小様々な問題に対処することができるようになる。AIは新しいユーザーインターフェースとなり、取り引きやシステムとのやり取りを支える存在になる。


2. “ひと”のためのデザイン:テクノロジーのデザインは“ひと”によって、“ひと”のために決定されるようになる。テクノロジーの側で人間の行動に適応するようになり、人間から学習することによって私たちの暮らしをより豊かなものへと向上させる存在になる。


3. 無限の可能性を持つエコシステム:複数のサービスを一つの接点で提供するプラットフォーム企業によって、業務や企業間競争のあり方についての従来のルールが完全に崩された。企業が必要としているのは単なるプラットフォーム戦略ではなく、現在の情報化時代をリードするためのリッチで強固なエコシステムのアプローチである。


4. 人材のマーケットプレイス:利用したい時にフレキシブルに活用できる人材のプラットフォームや、オンラインの業務管理ソリューションが急増。その結果として、先進企業では従来までの組織内のヒエラルキー構造から脱却し、オープンな人材マーケットプレイスの活用へと舵を切り始めている。これは産業革命以降に到来した、最も根本的な経済変革となる。


5. 未踏の領域へ:エコシステムがカギを握る今日のデジタル経済において成功を収めるために、企業は未踏の領域を探っていく必要がある。ただ単に新しい製品やサービスの提供に注力するのではなく、より大局的な視座に立ち、積極的に機会を捉えて、今までとは全く異なる新たな産業のためのルールや業界標準の確立を考えるべき。


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