2018
05.27

海外クラウドソーシングサービス2018まとめ デザイン10選

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今では日本国内でも多くのクラウドソーシングサービスが活用されていますが、海外にはより規模の大きいサービスやユニークなサービスが存在しています。

全6回にわたり海外の最新クラウドソーシングサービスを紹介しています。紹介するサービスは下記のようにジャンル分けしました。

  • 第1回 分析・研究…データやマーケットの分析やリサーチ、テーマの研究をするもの。
  • 第2回 総合型…多くの業種とフリーランサーや派遣などの職種も含むもの。
  • 第3回 相談・アイデア…経営の相談や新商品開発などのアイディアに関する問題解決をするもの。
  • 第4回 デザイン…イラストや広告、ロゴ・キャラクター等のデザイン・アニメーション・写真・動画編集を中心に扱うもの。
  • 第5回 システム開発・プログラミング…エンジニア向けのシステム開発やプログラミングを扱うもの。
  • 第6回 その他…特殊であったり、ユニークなもの。

それでは、第4回 デザインを中心に扱う、海外クラウドソーシングサービス2018年最新まとめ10選です。

Contents

99designs

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2008年にオーストラリアのメルボルンでサービスを開始したデザイン特化型クラウドソーシングサービス。2010年にアメリカに進出。その後、世界各地に進出。192ヶ国、160万人以上のデザイナーが登録している。
多くの国で現地版のサービスを展開。日本語ページもあり。
コンペティション型のクラウドソーシングの先駆者。一定の条件を除いた全てのコンペに全額返金保証あり。
コンペ以外にプロジェクト形式のサービス「1 to 1プロジェクト」もある。
デザイン制作を継続的に必要とする代理店・法人向けのサービスも用意されている。
著作権はデザイナーからクライアントに譲渡される。
知名度が高いため取引件数もデザイナーも多く、デザインが集まりやすいという利点がある。

海外クラウドソーシングサイト紹介Vol.2(2014年2月)でも紹介しました。

 

crowdspring

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ロゴ・グラフィックデザイン・ネーミングなどの分野における世界有数のクラウドソーシング市場である。2008年にサービスを開始し、現在は195ヶ国の20万人以上のクリエイターが登録している。本部はアメリカのシカゴ。
コンペ形式でアイデアを集めており、1つの募集に対して平均100を超えるアイデアが集まる。パッケージによる発注が行われ、クライアントは返金制度により安心して発注できる。
コンペ形式以外に、クライアントが1人のクリエイターに仕事を依頼する「1-to-1 project」もある。「1-to-1 project」は返金保証の対象外。
代理店向けのサービスも用意されている。
知的財産を保護するための制度が整っており、契約の内容はクライアントとクリエイターの国籍などによりカスタマイズされる。
大手企業をクライアントに抱える。

海外クラウドソーシングサイト紹介Vol.14(2014年3月)でも紹介しました。

 

CrowdStudio

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スタートアップや中小企業のための手頃な価格のグラフィックデザインのプラットホーム。インド南部の都市コーチに拠点をおく。
依頼するデザインのカテゴリ、価格のパッケージを選びコンテスト形式でデザインを募集する。返金ポリシーが明確。
コンテスト形式以外に個々のデザイナーとプライベートに仕事をすることができる「1 to 1 projects」もある。
デザイン著作権は発注者に移転契約を締結。

 

designcrowd

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オーストラリア発のロゴ、ウェブ、プリントなどデザインに特化したサイトで、165カ国62万人を超えるデザイナーを抱える。コンペ形式のサービスで、クライアントはパッケージを選んで依頼する。コンペで勝ち抜けなかったワーカーも、二位や三位の賞、参加賞が与えられ、デザイナーの応募意欲を促進させている。返金制度でクライアントのリスクも軽減されている。過去のコンテストの参加デザイナー数、デザイン数、予算が例としてWebサイトに掲載されていて参考になる。
コンペ形式以外にクライアントが1人のデザイナーに仕事を依頼する「One Designer Services」もある。
シンガポールやインドなどアジアへの進出も行っている。

海外クラウドソーシングサイト紹介Vol.16(2014年3月)でも紹介しました。

 

designhill

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designhillは2014年10月にインドのニューデリーで立ち上げられたグラフィックデザインのプラットフォーム。世界中の5万人以上のデザイナーが登録している。世界有数の規模をほこる。
サービスの形式が豊富。トップデザイナーを雇い、1対1で働く「1対1プロジェクト」。数日間でプロのデザイナーが作成した数十のデザインを入手できる「デザインコンテスト」。デザイナーと顧客のプロジェクトを結びつけるフリーランス市場「グラフィックデザインサービス」。オンデマンドの月間グラフィックデザインサービス「タスク」。ロゴテンプレートを購入し利用できる「レディメイドロゴストア」など。

 

eYeka

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eYekaは世界最大のCreative Playground(創造的遊び場)というテーマのもと182ヶ国39万人以上のワーカーが登録し、企業と広告代理店がワーカーとなるクリエイターから創造的なアイデアを迅速に集めることができるサイトである。
コンテスト形式でアイデアを募集。世界的な企業のコンテストも多い。
フランスのパリに本部がある。Webサイトは部分的に日本語ページあり。

海外クラウドソーシングサイト紹介Vol.3(2014年2月)でも紹介しました。

 

Loud Sourcing

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デザインに特化した韓国のクラウドソーシング。
大企業だけ開催してきたデザインコンペを中小企業、小規模自営業者、個人など誰でも開催することができるように作成されたオンラインコンペプラットフォーム。
6万7千人以上のデザイナーが登録している。Webサイトには進行中のコンテストに参加しているデザイナーの人数や、賞金、コンテスト終了までの残りの日数などがわかりやすく表示されている。
コンテスト形式を使わずに、コンテストで優勝歴のあるTOPデザイナー個人にデザインを依頼することもできる。

 

sribu

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インドネシアを拠点とし、アジアを中心に広がっているクラウドソーシングサービス。11万人以上のデザイナーが登録。デザイン関連の仕事が揃う。コンテスト形式。

海外クラウドソーシングサイト紹介Vol.23(2018年3月)でも紹介しました。

 

ZOOPPA

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2007年にイタリアで設立され、2008年にアメリカに本社を移転。
フィルムメーカー、アニメーター、グラフィックデザイナーなどのクリエイターが、有名なブランドのために広告を作ることができるクラウドソーシングサービス。
マーケティングキャンペーンに強みを持ち、有名ブランドにおける実績多数。

海外クラウドソーシングサイト紹介Vol.9(2014年3月)でも紹介しました。

 

talenthouse

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talenthouseは才能ある芸術家と広告主とをつなぐ、共創のグローバルなプラットフォーム。世界中の大手ブランドや著名人がブランド強化のためにtalenthouseを用いている。

海外クラウドソーシングサイト紹介Vol.11(2014年3月)でも紹介しました。

 

以上、デザインジャンルで海外クラウドソーシングサービスを提供しているサイト10選でした。次回は、エンジニア向けのシステム開発やプログラミングを扱う「システム開発・プログラミング型」を紹介します。