02.09
【海外版】クラウドソーシング活用事例4選
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昨今、クラウドソーシングの利用が企業にとって物珍しいものではなくなってきました。
ライバル社との競争が激化する中、企業が存続するには大きな成功を一つするのではなく、小さな成功を繰り返し生み続けなくてはなりません。海外では日本より以前からクラウド(Crowd=群衆)の力を用いてこの課題に取り組んできました。
今回は海外での活用事例の中から4つを紹介します。
Contents
Waze,イスラエル,クラウドソーシング型渋滞情報アプリ(2013年Google買収)
WazeはiOSとAndroid向けのクラウドソーシング型渋滞情報アプリである。世界の5,000万人以上のドライバーが報告、シェアしあうことで、渋滞情報や取り締まり情報、事故など全ての道路情報をリアルタイムで受け取れる。
ユーザーの増加に伴い、開発元のイスラエル企業「waze」は膨大なクラウドソース・データの蓄積に成功した。保有するビックデータをめぐり、Facebook、Apple、Googleの3社が買収に意欲を示し、結果2013年Googleが買収に成功した。Googleは買収後もwazeを独立したサービスとして運営し続け、現在でもユーザー数は増加している。
General Electric(GE),米国,自社特許情報の公開によるコンテスト開催
アメリカのゼネラル・エレクトリック(GE)は商品開発のため、自社が保有する数千件以上の特許を公開し、世界規模のコンテストを開催してアイデアを収集した。集められたアイデアは審査され、開発段階でGEより10万ドル付与される。また無事製品化されると発案者とその協力者には、販売収益の10~30%が還元される仕組みだ。
McDonalds,英国,メニュー公募
2014年イギリスのマクドナルドは「Burger builder」のサイトにてメニューの公募を行った。応募者は80種類の具材からオリジナルのハンバーガーを作ることができ、オンラインでの一般投票の後、審査員によって選出され、選ばれたハンバーガーは1200以上の英国レストランで5週にわたり販売される。販売の際に制作者の写真と紹介文が掲載される。
Starbucks,米国,
スターバックスは顧客との共創サイトとして「My Starbucks Idea」を展開している。ここではクラウドソーシングを用いて顧客からメニューやサービスに関する要望などを集め、そのアイデアを元に社内で議論、施策を行う。その取り組みを「Ideas In Action」の欄で顧客に報告する流れだ。ここでのクラウドソーシングは商品の改善だけでなく、顧客との関係をより良いものにしていくことに役立っている。