TCO15 in Tokyo
7月18日、世界最大の競技プログラミングコンテストtopcoder open(トップコーダーオープン)が、初めて日本で予選会開催された。例年は年に1度、米国での決勝ラウンドが開催されるTCO(Topcoder Open)だが、今回(TCO15)は、日本をはじめ、米国、ロシア、インド、インドネシアなど、世界各地で予選会を開催している。
クラウドソーシングを利用したソフトウェア・システムを開発するtopcoderは、世界75万人以上の開発者、デザイナー、データサイエンティストが参加している。東京予選では、TCO15アルゴリズム部門 Round 2Cと、賞金総額5000ドルのハッカソンが、株式会社リクルート住まいカンパニー、楽天株式会社、株式会社ドワンゴの協賛、アピリオ主催により開催された。
国内では初開催ということもあり、topcoder参加者を中心に、前半後半のイベントを合わせて89名が参加し、会場は熱気にあふれていた。
競技プログラムには77名が参加し、オンラインでの参加者を含めると総勢580名という規模の競技会となった。
この中から、成績上位40名が次のラウンドへ進出するという。米国の決勝は、世界中から24名が選ばれるというから、どれだけ狭き門であるかが分かる。
topcoderについての情報はtopcoder日本語サイト※リンク切れのため削除いたしました
TCO15アルゴリズム部門 Round2Cをレポート
開始まではにぎやかだった会場の雰囲気も、15時の競技開始直後に静まりかえり、参加者は集中して用意された高難度の問題を解き始めていた。
秋葉氏、副島氏による問題解説で盛り上がる
1時間半の競技が終わるとすぐに、日本に6人しかいない「ターゲット」の称号を持つ秋葉拓哉氏と副島真氏による解説が始まる。
※ターゲットとは、レーティング3000以上のスコアを持つトップコーダーグループ
※秋葉拓哉氏の用意された設問については、下記で解説が公開されている。
また、ここから先については、当日ニコニコ動画にて生放送されていた。現在プレミアム会員向けにタイムシフト再生ができるので、問題の詳細を知りたい方は参照されたい。
ここまででTCO15アルゴリズム部門 Round2Cが終了。解説中の会場の一体感が印象的だった。
競技終了後の参加者へのインタビューでは、課題をプログラミングで解くということ自体が楽しいのだと教えてくれた。一方で企業や公共機関は、これからのサービス、安全を作っていくとびぬけた才能を持つ人材を求めている。世界ではクラウドソーシングというプラットフォームを通じて、これらの才能が発掘され、活かされていることを改めて感じる。こうしたイベントから世界的な人材が輩出されていくことはすでに始まっている。(Crowdsourding Japan編集部)
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